かまぼこ読本

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PAGE 5国かわればかまぼこもかわる

仙台 笹かまぼこ 笹の葉に似せて平たく成型した風流なかまぼこです。
東京 だて巻 魚肉に鶏卵を混ぜて焼いたもので伊達正宗が好んだといわれています。
小田原 小田原かまぼこ 引きしまった身とコシを持つ板付蒸しかまぼこです。原料にはグチ、オキギスなど白身の魚を使います。
豊橋 豊橋ちくわ 豊橋市で開かれる魚市場の魚を消化するために発達し、名声を得るようになりました。
富山 昆布巻かまぼこ 北海道産の幅広い昆布にすり身を渦巻型にまきこんで蒸し上げたかまぼこです。
敦賀 味醂焼 生鮮魚十貫目(37.5kg)にみりん三合(540cc)の割で作ります。神功皇后に献上したといいつたえられるかまぼこです。
大阪 焼板 むし板の表面を焼いたもので、焼模様を細工したものもあります。
紀州田辺 なんばん焼 グチ、エソを原料にして南蛮渡来の方法をまねて、鉄製皿で成型してつくられます。
松江 野焼 原料にとび魚を用いた焼ちくわで屋外で焼いたためこの名がつきました。
萩 白焼かまぼこ 近海もののエソ、小ダイなどを使った焼抜きで藩主がお国名産として将軍に献上したと伝えられています。
福山 豆竹輪 長さ4〜5cm、直径1cmくらいの小さな竹輪。同地方では長さ8cm、直径5cmのものも作られています。
今治 す巻かまぼこ 長さ10cm、直径3cmの円筒型。麦わらです巻きにして作ります。
宇和島 宇和島かまぼこ でんぷんを全く混入せず原料魚のエソだけで作る製法は仙台のかまぼこ職人から習ったといわれています。
長崎 長崎ちくわ 黄金色の焼めがおいしい、手づけの太い竹輪です。
鹿児島 さつま揚 油で揚げたかまぼこ。当地ではつけあげとも言います。