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- 小田原蒲鉾の起源は?
- 北条早雲時代(1432年〜1519年)から桃山時代(1573年〜1595年)説と、天明年間(1781年〜1788年)説がある。
江戸時代は「棒巻」と称し、ちくわの一種とされていた。幕末から板かまぼこを製造するようになった。 - 小田原蒲鉾が栄えた理由は?
- 原材料である魚が相模湾で豊富にとれた。
- 富士山の伏流水と相模湾の海水が地下で混ざり合い、かまぼこ造りに適した水が豊富であった。
- 参勤交代の大名が箱根越えのときにかまぼこを食し、たいへん美味しかったので諸国に広めた。
- かまぼこの値段に差があるのはどうして?
- 原料である生魚のグチと、すり身の配合によって値段が違います。また、「鳳凰」は最高級のグチと黒ムツを入れ、職人が手造りしています。
- なぜ蒲鉾(かまぼこ)というの?
- 魚の身をすりつぶし鉾(ほこ)の先につけて焼いたのが始まりで、その姿が「ガマの穂」に似ていたことから蒲鉾と名づけられました。
- かまぼこには、なぜ板がついているの?
- 小田原蒲鉾は、山高でボリュームもあり、成型するために不可欠。(機能性)
- 木の吸収力・通気性を利用し、かまぼこの水分を加減し長持ちさせる。
- 魚肉の臭みを緩和させる。