かまぼこ読本

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PAGE 8かまぼこの種類

板付かまぼこ むし板 蒸気で加熱する板付かまぼこです。かまぼこ製品の中では最も代表的です。
焼板 むし板かまぼこの表面を焼いたもので、関西地方に多く見られます。
焼ぬき 西日本地方が主な生産地で、焼色をつけないように加熱します。関西では焼色をつけた製品があります。板付のものやなんばん焼、角焼きのように板のついていないものもあります。
リテーナ
成型
板付きかまぼこをフィルムでつつみ金属製の型枠にはめ込んで蒸気で加熱します。
ゆでかまぼこ   はんぺん、なると、つみれ、魚そうめんなどで湯浴で加熱します。
揚かまぼこ   すり身を油で揚げたもので、鹿児島ではつけあげ、関西ではてんぷら、関東ではさつまあげと呼んでいます。
焼ちくわ   金属製の串にすり身をまきつけて、電気、ガスなどで加熱します。形状や焼き方によって大ちくわ、豆ちくわ、平ちくわ、野焼き、ぼたん焼きなどと呼ばれています。
ケーシング詰かまぼこ   ポリ塩化ビニリデンフィルムに詰め、密封して湯浴やレトルトで加熱します。
卵黄製品   すり身に卵黄や砂糖を多量に加えて、ガス、電気などで焼きます。焼いた後、ロール状に巻いたものをだて巻と呼んでいます。関西では梅型に焼いた梅焼があります。
味の細工かまぼこ   カニ、エビなどの海産物や、チーズ、ハム、玉子、木の芽などをいろいろと配合したかまぼこ製品で形状も工夫を凝らしてバラエティーに富んでいます。
祝儀用加工かまぼこ   主としてご祝儀用に使われる細工かまぼこには、かまぼこの表面に文字や絵を描く「絞り出し」/なると巻のように切り口に同じ模様が現れる「切り出し」/型にはめ造る「一つ物」などがあります。
その他のかまぼこ   かまぼこを乾燥させて削ったかまぼこや、さきいか風かまぼこなど、特殊なものがあります。